第一章 第五編

2005年12月17日 日常
 自分とはどういう人間なのか少し考えてみる機会があった。
しかし、何を考えても自分という人間の長所が思い浮かばない。
長所は短所の裏返しであって、短所は長所の裏返しではないものだと考えてしまう。例えば、俺は優しい。どんな時かって言えばノートだって写させてあげるし、頼まれたら絶対に断らないし……みたいな。でも、そういうのって状況と照らし合わせてみれば多分俺が断りきれないだけで、それを優しさとは言わないのではないだろうか。そういう風にして考えてみると、果たして自分という人間に価値があるのかよくわからなくなってしまう。
 愛されなかったことは生きなかったことと同義である、とニーチェは言った。自分という人間は家族から愛されていると思う。他のどんな人に愛されていなくても、家庭という中で存在している、ということ。
 しかし、社会の中で生きているだけ、というのは価値があるものなのだろうか。ニーチェの言葉で測るならその答えはNOだ。この際、俺は俺の好きな様に生きればいいさ、なんて風に考えてはいけない。利用はされる、けど愛されない。それは価値があると言えるのだろうか。そういう風に考えれば考えるほど頭をぐるぐるとゴシップ文字が回りだしてもういいやーなんて寝てしまう。
 だけど、俺は少し思うことがある。歯車の一部とはなっていなくても、確実に大地に足立ててるし。まだまだ全然漠然だけど、誰かに愛される様に生きればいいのか?。愛されるという事は愛する事だと思う。醒めたフリしてため息こぼしてる様な人間では価値があるないどころの話じゃないのか。
 まだ18、幸い社会に飛び出るにはかなりの時間が与えられている。
 続きを書く機会があれば、そこで。

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